こんにちは!せとちゃんです!
一姫二太郎(5歳、3歳)を育てながら、ワーキングマザーとして日々奮闘しています。
今日は、最近読んだビジネス書『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』について、お話したいと思います。
なぜ働いていると本が読めなくなるのか(三宅香帆)
この本は、日本の書評家である三宅香帆氏の著作です。
日本の読書と労働の歴史を分析しながら、社会人が本を読めない原因を、日本の労働環境にスポットを当てて問題提起しています。
現代人は働きすぎているから、読書等の娯楽時間をとれずにいる。
でも、携帯をだらだら見る時間はあるのに…なぜ読書はできないのか?
そして、働きながら読書できるようになるには、どうしたらよいのか?
筆者の考えを知りたい方は、ぜひ本書を手に取ってみてください。
以下はネタバレになりますが、本書の内容と私の考えを記載しています。
読書は労働のノイズになる
社会人は、長時間労働により、読書に時間を割く余裕がありません。
まず、そういった日本の過酷な労働環境が、物理的に人々から娯楽時間を奪っています。
でも、インターネットをしたり、スマホゲームをしたりする時間はあるのです。
同じ娯楽でも、『読書』と『スマホ時間』、この違いは何でしょうか?
本書で、著者はノイズ性があるかどうかの違いを指摘しています。
ノイズとは、自分にとってアンコントローラブルな存在のことです。
読書は何が向こうからやってくるのか分からない、知らないものを取り入れる、アンコントローラブルなエンターテインメントである一方で、インターネットは自分の今、求めている情報だけをノイズが除去された状態で読むことができる、と。
インターネット等のコンテンツは、自分の興味に沿った情報を選択的に提供してくれるため、ストレスが少なく、手軽に楽しむことができます。
その一方で、読書は未知の情報や考えに触れることが多く、精神的なエネルギーを必要となります。
仕事に疲れ切っている私たちは、ノイズを受け入れるキャパがなくなってしまっているのです。
インターネットの普及により膨大な情報が入手できるようになった現代、
AIの導入も相まって、自然と自分の興味に沿った情報ばかりが目に入るようになりました。
ノイズが自然と除去される環境となるように、時代は進んでいるのです。
自分の興味と離れた文脈に触れること、つまり読書することを、ノイズとして自分の人生から切り捨ててしまうのはもったいないよと、筆者は優しくアドバイスしてくれているような気がします。
『半身で働く』ということ
そんなこと言っても、ゆっくりノイズを取り入れる時間なんてないんだ!
こんな声に、筆者は本書の最後でこんな提案しています。
「全身全霊」で働くことをやめませんか?
「半身で働く」ことが当たり前の社会になってほしい。
特に日本は、「全身全霊」を信仰する社会となっているようです。
日焼け止めも塗らずに練習に励む高校球児、徹夜するサラリーマン、恋愛禁止でファン想いのアイドル…
確かに私も、そういう全身全霊の人の物語に夢中になってしまいがちな人間です。
私自身、「全身全霊」で生きるというのはモットーであり、常に全力で後悔することのない人生を送ることを目標に生きています。
「全身全霊」が悪だとは思いたくありません。
でも、筆者の言う通り、自分のすべてを仕事に全身全霊捧げることはしなくても良い社会にはなってほしいとは思います。
働く事に全身全霊でコミットすることを選択する人がいても良いと思います。
半身で働くことを選択する人がいても良いと思います。
有限な時間をどうやって使っていくかを選択するのは自分です。
もう少し、働き方を自分で選択しやすい社会になったらいいですよね。
ちなみに、ワーママとして復職してからは、いかに仕事だけしていた時が楽だったかを思い知らされることがあります。
労働時間が短いとお給料は低くなるし、会社の評価も上がりにくいです。
限られた時間で働いているからこそ、生産性を上げるための努力は必要になります。
『半身で働く』と覚悟するのも、それなりに大変なのです。
どんな風に生きていきたいかを考え、自分軸をしっかり持ち、それを実現するためには全身全霊頑張って生きる必要があるのではないでしょうか。
さいごに
半身で働きながら、全身全霊生きる
ありがたいことに、ワーママとして働いているとそれが実現しやすい立場にあるな、と思います。
仕事も半身で、育児等のプライベートタイムも半身で、働かせていただいています。
私が職場でそういう働き方を続けることで、同じように働く人が増えていけばいいなとも思うのです。
ワーママだから半身で働いてOKではなく、だれでも半身で働くことを選択できるようになってほしいです。
そして、日々の忙しさを言い訳にせず、『ノイズを取り入れる』(読書する)ことが人生を豊かにするということを意識的に自分に言い聞かせていきたいです。
これからも読書時間は大事に確保していきたいものです!
おまけ
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