絵本『クジラがしんだら』が教えてくれた、命のバトンのこと

絵本

こんにちは!せとちゃんです!
一姫二太郎(5歳、3歳)を育てながら、ワーキングマザーとして日々奮闘しています。

キノベス2025キッズ部門 第1位の絵本

紀伊國屋で紹介されていた『キノベス2025』キッズ部門の第1位に選ばれていた絵本、
『クジラがしんだら』


タイトルを見たときはちょっとドキッとしましたが、

読んでみると「死」からはじまる“命のバトン”を深く感じる、忘れられない1冊でした。

クジラが死んだあと、海の中で起きること

この絵本には、マッコウクジラが命を終えたあと、

海の中でその体がどのように使われていくのかがリアルに描かれています。


肉の匂いに誘われて、深海のさまざまな生き物たちが集まってきます。

肉が食べ尽くされると、今度は骨までも栄養にする虫が登場するという衝撃的な展開も。


娘は少し苦手だったようで、目を背ける場面もありました。

でも私はというと、子どもが生まれるまで深海のことに興味を持ったことがなく、

クジラが死んだ後の話なんてまったく知らなかったので、驚きとともに新しい世界が広がる感覚がありました。

命の終わりが、命をつなぐ

クジラの命が尽きたあとも、たくさんの生き物のエネルギー源になっている。

暗く静かな深海で、誰にも見えないところでいのちが受け継がれている。


そんなことを想像すると、とても神秘的で、あたたかい気持ちになります。


私たち人間は、亡くなると火葬され、灰は土に還ります。

クジラのように「身体で役に立つ」ことはできなくても、
生きているあいだに誰かの役に立つことができたら、それもひとつの命のバトンになるのではないかなと。

子どもたちを育てることも、私の命の使い道

私自身、命が尽きたあとに何かを残せるとしたら――
それは「いま、何をして生きているか」にかかっている気がします。


社会の中で、家庭の中で、ほんの小さなことでも誰かの役に立てていること。

そして何より、子どもたちを社会に貢献できる大人へ育てていくこと


それが、私にできる“命のバトン”の渡し方なのかなと思いました。

実は人気の科学まんが『サバイバル』にも登場していました

ちなみに、娘が教えてくれたのですが、
このクジラの話、人気シリーズ『深海のサバイバル』にも登場するそうです。


マクドナルドのおまけでもらった冊子の中に出てきたことに気づいたようで、
「あ、これ絵本と同じ!」と目を輝かせて話してくれました。

今の子どもたちは、知的好奇心を刺激してくれる面白いコンテンツにたくさん出会えて、ほんとうにうらやましいですね。
(私の子ども時代にもあったのかもしれないけど、興味を持てなかっただけかも…笑)

命のつながりを感じる、親子で読みたい絵本

『クジラがしんだら』は、
「命の終わり」のあとに続く“つながり”を、親子で感じられる絵本です。


少し衝撃的な内容ではありますが、
だからこそ子どもたちにとっても大切な「いのちのリアル」を伝えてくれる1冊。

ぜひ、親子で読んでみてくださいね。



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