こんにちは!せとちゃんです!
一姫二太郎(4歳、2歳)を育てながら、ワーキングマザーをしています。
今日は2歳の太郎ちゃんが大好きなトーマスについて。
トーマス好きのお子さんを育てているパパ・ママにおすすめしたい本をご紹介したいと思います。
きかんしゃトーマスの誕生秘話と歴史
きかんしゃトーマスは1945年にイギリスで出版された絵本で誕生しました。
病気で退屈する息子を喜ばせようと、ウィルバート・オードリーが思いついた汽車のお話がもととなっているのだそうです。
- アニメ第1世代
1984年にはモデルアニメーション(鉄道模型を使用したアニメ)版の「きかんしゃトーマスとなかまたち」の放送が始まりました。
- アニメ第2世代
2010年に日本でスタートした第13シリーズから、フル3DCGアニメーション化が行われています。
第2世代のトーマスは、今までの本物の機関車に近いごつごつしたデザインで、the男の子が好きなキャラクターという感じでした。
- アニメ第3世代
2022年にスタートした第25シリーズから、フルリニューアルされて、2Dルックのかわいらしいデザインが特徴の現在版に変わっています。(以下、第3世代)
第3世代のトーマスは、キャラクターのデザインだけでなく、動きもコミカルでアクロバティックであり、本物の機関車とはちょっと異なります。
また、主要キャラクターとして、女の子の機関車ニア、カナが多く登場します。
多様性を重んじる現代の風潮が反映された、「今どきだなぁ」という印象です。
トーマスアニメが第3世代に変わるとき、キャラクターがあまりに可愛く変化しているので、従来のファンからは抵抗がある声もあったようですが…
息子の太郎ちゃんは、第3世代のトーマスが大好きです。
YouTubeで第2世代のトーマスをつけると、「こわいからこれいやだ~」と言って観るのをやめてしまいます。
こうやって、子ども達の世代は、自然と多様性を受け入れる教育がなされていくのでしょうか?
「環境」や「慣れ」って大事だなとつくづく感じます。
きかんしゃトーマスで非認知能力アップ?
太郎ちゃんがあまりにもトーマスが好きなので、この好きの力をもっと活用したいという思いから、『きかんしゃトーマスでつなげる非認知能力子育てブック』(東京学芸大こども未来研究所:著)を読みました。
この本では、きかんしゃトーマスのTVアニメーションのうち第13~21シリーズ、上述の第2世代のトーマスを対象に調査が行われています。
非認知能力とは?
所謂読み書き計算といった知能数値で表せる能力を「認知能力」といいます。
一方で、「非認知能力」とは、自己肯定感、自制心、協調性、思いやり等、数値化はできない力、「生きる力」「人間力」と言われるような「目には見えない力」です。
まさに自分が子育てにおいて大事にしたい非認知能力。
これがトーマスとどういった関係があるのでしょうか??
トーマスと非認知能力
この本の最後に、東京学芸大こども未来研究所の先生方の対談が掲載されています。
いわゆるアニメって、固定のキャラクターがいて、1回限りの悪者するというパターンが多いじゃないですか。ところが『きかんしゃトーマス』は、さまざまなキャラクターが繰り返し登場するんです。そのたび、新しい関係性が垣間見られるんですよね。
(中略)
こうやってキャラクターの多面性やアイデンティティを自然に描いているところが『きかんしゃトーマス』の特徴ですね。
『きかんしゃトーマスでつなげる非認知能力子育てブック』P.173~174
非認知能力を得たか、得なかったかという視点ではなく、ストーリーに起こる問題とその問題を乗り越える葛藤やプロセス、解決したときに気持ちを子どもたちが、あるいは大人も一緒に体感し、話し合うこと自体を大切にできるといいですね。
『きかんしゃトーマスでつなげる非認知能力子育てブック』P.177
トーマスのキャラクターは個性がしっかりと描かれているんですね。
私はどうしてもあまりきかんしゃトーマスに興味を持てず、基本的に私が家事をしている間に太郎ちゃん1人に見せていることが多いです。
(娘が好きなプリンセスは私も一緒にハマったりできたんですけどね…)
でも、どんなことでも子どもの興味を持っていることに、親も興味を持ち、子どもと会話を広げていくこと、それが結局は子どもの非認知能力UPにつながるということなのだなと思いました。
つまり、その会話のきっかけは、極論、別にトーマスじゃなくても良いということですが…笑
でもそんな気付きを得られたこの本は、読み応えあって面白かったです。
さいごに
本書には、トーマスのキャラクター図鑑も載っています。
(現代版のアニメキャラクターではないところが残念ではありますが…)
私も、たまには太郎ちゃんと並んでトーマスのアニメを観て、太郎ちゃんとの会話を増やしていければいいなと思いました。
トーマス好きのお子さんを育てているパパ、ママにはぜひ読んでいただきたい1冊です!
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