こんにちは!せとちゃんです!
年長の娘と年少の息子を育てながら、ワーキングマザーとして日々奮闘しています。
今日は、ママの息抜きデータに上野で開催されているミロ展に行ってきたお話をしたいと思います。
はじめにミロ展に行ってきました。
近代アートって、難しいですよね。
抽象的な絵は、何が描かれているのか分からない。
あまりにも独特な世界観すぎて、
「一体なにがそんなに評価されているの?」と、ずっと苦手意識を持っていました。
でも、一度真剣に向き合ってみようと思い、足を運んでみたのです。

ミロ展では、ミロの初期から晩年までの作品が広く紹介されていました。
最初はやっぱり「これ、何を描いてるの?」という気持ちが強かったのですが、
見ているうちに、だんだんと可愛く思えてくるから不思議です。

やっぱり、基本が大事なんですね。
年代順に作品を見ていくと、ミロも最初は「普通の絵」を描いていました。
そこから少しずつ表現を変え、どんどん自由な絵に。
おそらく、アートの探究を続けた結果、ミロがたどり着いたのが抽象的な絵画だったのでしょう。
芸術の基本、王道をしっかり押さえているからこそ、
あの自由で独創的な表現につながっていくのだと感じました。

こういう美術展では、作者の歴史的背景に触れながら作品を鑑賞できるのも魅力だと思います。
ミロが生きた時代は、まさに第二次世界大戦の真っ最中。
戦争に行かず、絵を描き続けられたミロは、幸せだったのかもしれません。
祖父が戦争に行った私としては、そんなふうに感じました。
でも、それでもやはり、戦争は人々の心を深く苦しめるもの。
ミロの作品からは、戦争への怒りのような感情が伝わってくる気がしてきます。
そして晩年になると、ミロは星や月をモチーフにした絵を多く描いています。
まるで宇宙に問いかけているように感じられて、印象に残りました。
私自身も、目の前のことで苦しくなるとき、空を見上げようと思います。
そして、遠く広がる宇宙に想いを馳せてみたい。
自分の世界の小ささに気づくことで、大らかな気持ちを取り戻せそうな気がするのです。
ミロの作品を見て、そんなことを感じました。

さいごに
正直に言えば、ミロのあまりにもユニークな世界観に、
「???」と頭にクエスチョンマークが浮かんだ瞬間も、何度かありました(笑)
この絵なんて、絵をたたいて燃やして破っているんですよ。
有名になったらなんでもありなのか?なんて気持ちも芽生えてしまいました(笑)

でも、静かな場所でアート作品と向き合い、
自分なりに何かを感じ取ることができれば、それで良いのだと思っています。
その「何か」が、きっと今の自分の気持ちや状況を表してくれている気がしていて…。
アート作品を観る“タイミング”によって、心に響く部分も変わってくるのかもしれませんね。
自分の心と向き合えるアート鑑賞。
これからも、そんな時間を大切にしていきたいと思います。
ミロ展 基本情報
📍 会場:東京都美術館(台東区上野公園8-36)
🚃 アクセス:JR「上野駅」公園口より徒歩7分 / 東京メトロ「上野駅」「根津駅」より徒歩10分
🗓 会期:2025年3月1日(土)〜7月6日(日)※月曜休館(4/28・5/5は開館、5/7休館)
🕘 開館時間:9:30〜17:30(金曜は20:00まで)※入室は閉室30分前まで
🎫 観覧料:一般2,300円 / 大学生・専門学生1,300円 / 65歳以上1,600円(高校生以下・18歳以下無料)
🌐 公式サイト:miro2025.exhibit.jp
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