近所の公園が綺麗な理由に気付けた育休生活

エッセイ(子育て)

こんにちは!せとちゃんです!
一姫二太郎(4歳、2歳)を育てながら、ワーキングマザーをしています。

我が家の近所の公園は、綺麗だと思います。

ゴミが落ちているところはほとんど見かけません。

育休の間、子ども達と公園に通っているうちに、その理由に気付くことができました。

今日はそんなお話を。

絵本『かなとおばあさん』

先日、子ども達と絵本『かなとおばあちゃん』を読みました。

団地に住んでいる女の子が、団地の庭で草取りをするおばあちゃんの存在に気付きます。

最初は少し怖がっていたのですが、毎日草取りをするおばあちゃんの姿を見ているうちに、親近感を覚えていき…

最後にはクローバーで首飾りを編んでおばあちゃんにプレゼントしに行くという心温まるお話です。

少し古い本のようで、楽天での販売はない様子。。

我が家は図書館で借りて読みました。

『こうえんおばさん』『こうえんおじさん』の話

この本を読んで、すぐに思い出したことがありました。

近所の公園で、子ども達から『こうえんおばさん』と呼ばれている方のことです。

毎朝、公園を掃除してくれたり

砂場に忘れられたおもちゃを集めたカゴを朝用意して、夕方片付けたり

季節のお花を植えてくれたり(しかも自費で)

公園が綺麗に保たれているのは、『こうえんおばさん』のおかげでした。

育休中、子どもたちは当たり前のように『こうえんおばさん』に挨拶をして、

できるようになったことを報告したり、

褒めてもらったり、

公園にある草木のことを教えてもらったり…

子どもたちが親以外の大人とコミュニケーションする良い時間にもなっていました。

ある日突然、『こうえんおばさん』の姿を見かけなくなってしまったことがあったのです。

すると公園はみるみる荒れていったのでした。

面白いことに、ゴミが1つ落ちていると、人間の心理として

「わたしも捨てて帰ってもいいかな」

なんて出来心が産まれるんでしょう。

ゴミが少しずつ増えていくのです。

そして、子ども達も気づきます。

ゴミがおちていて、きたないね~。

すると、今度は『こうえんおじさん』と呼ばれる方が現れました。

週に2回、燃えるゴミの日の朝に、ビニール袋を持って公園に来て、ごみ拾いをしているのです。

姫ちゃん達は、『こうえんおじさん』と一緒に、ごみ拾いを始めるようになったのです。

そして、ごみが少なくなると、次第にゴミを捨てる人も少なくなっていくのでした。

しばらくしてまた『こうえんおばさん』も毎日公園に来てくれるようになり、

いつもの公園に戻っていったのです。

子育てを始めて、地域への貢献を考える

子どもと過ごす育休期間がなければ、

こうやって地域に貢献している方がいることにも気付けなかったと思います。

子育て前は、毎日夜に家に帰る生活だったというのもありますが、

公園を利用する機会もほとんどありませんでした。

でも公園が綺麗だと、治安の良さにも自然とつながるような気もしており、

『こうえんおばさん』や『こうえんおじさん』のおかげで、

お気に入りの街で気持ちよく生活できていたんだなと実感できたのです。

今はまだ目の前にいっぱいいっぱいで、自分のことに精一杯ですが、

いつか子どもたちが成長して、余裕が出てきたら、

私も何かしらの形で、地域に、子育て世代に対して、役に立てることをしたいなと思っています。

この思考に至ったきっかけは、子ども達との育休生活です。

やはり、子育ては、自分のことを成長させてくれる素晴らしい機会だと思います。

親が子どもを育てているのではなく、

親が子どもに育ててもらっていると思った方がよいのかもしれません。

これからも子育て生活を楽しんで、

子どもと一緒に自分の世界を広げていきたいなと思います。

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