小説『幸せジャンクション』|“誰かのため”に生きる幸せ

読書記録

こんにちは!せとちゃんです!
年長の娘と年少の息子を育てながら、ワーキングマザーとして日々奮闘しています。

今日は、最近読んで心に残った小説『幸せジャンクション』をご紹介します。


最近読んだ小説『幸せジャンクション』について

今日は、最近読んで心に残った小説をご紹介します。

タイトルは『幸せジャンクション』(香住 泰)

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幸せジャンクション [ 香住泰 ]
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勤務先が突然倒産し、職を失った男性・浜浦さんが、退職金代わりに手に入れたキャンピングカーで“人助け”の旅に出るという物語です。


不安のなかで人を助けるって、本当にできる?

突然職を失ったら、普通は将来への不安で頭がいっぱいになってしまうと思います。

そんなときに「人助けに奔走する」なんて、現実離れしている…と思いながら読み始めました。


でも、読み進めるうちに、浜浦さんの人柄や背景、そして何か訳がありそうなことが少しずつ見えてきます。

そして、ふと考えるのです。

家族もなく、仕事もなく、何の縛りもない「自由の身」になったとき、
私は、どんな行動をとるだろう?

自分のことだけを考えるのか。

それとも、だからこそ「人の役に立ちたい」と思うのか。

物語を通して、自分自身にも問いかけが向けられます。


印象に残ったセリフと、心に残る言葉

作中に登場する唯一ともいえる「嫌な人」、黒河内という人物。

そんな彼も浜浦さんに影響されて、こんなことを言います。

「人を困らせるより、助けるほうがストレス解消になるんじゃねぇかなぁ」

それを象徴するように、次のような言葉が紹介されます。

為善最樂(ぜんをなすこともっともたのし)
善い行いをすることが、いちばんの喜びである
(『後漢書』より)

なんて素敵な言葉だろう、と思いました。

みんながこの気持ちで生きていけたら、きっと世界はもっと優しく、居心地のいい場所になるのではないでしょうか。


出生率のニュースにふれて、考えたこと

ちょうどこの小説を読んだころ、「出生率が70%を切った」という残念なニュースを耳にしました。

「自分のことで精一杯」
そう感じている人が増えている今の世の中では、誰かのために手を差し伸べる余裕がなくなっているのかもしれません。

子育て世代の
「自分が食べていくだけで精一杯で、子どもを育てる余裕なんてない」
という言葉。

一方で、子育て世代に対して配慮のない辛辣な言葉を投げかける声もあります。

この状況で、子どもを産み育てようという人が減っていくのは、無理もないのかもしれません。

でも――

私は子どもたちを産んでから、「世界を良くしたい」と思うようになりました。

彼らのために、幸せな社会に変えていきたいと心から思えるようになったのです。


『誰かのために』と思える気持ちは、何よりも強いエネルギーになる。

私はそう信じています。


最後に

もちろんこの小説はフィクションで、数日の出来事に過ぎません。

現実にはもっとシビアな選択が必要な場面もあるでしょう。


でも――
誰かを助けることで、自分も満たされることがある。

そんな“心の豊かさ”を多くの人が知り、行動することができたら、
きっと世界はもっと幸せな場所になっていくはずです。


私も、目の前の小さな子どもたちだけではなく、
もっと多くの人の役に立てるような、そんな存在になりたいと思いました。



人助けを縁に、さまざまな人がつながっていく幸せな物語。
『幸せジャンクション』。

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続編も出ているようです。


読めばきっと、気持ちがふっと軽くなって、
未来にちょっと希望が持てるようになります。

「少しだけ幸せな気持ちになりたいな」
そんなときに、ぜひ手にとってみてください。



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