日本の安さと課題に迫る!ビジネス書『激安ニッポン』感想と今後の行動

読書記録

こんにちは!せとちゃんです!
一姫二太郎(4歳、2歳)を育てながら、ワーキングマザーとして日々奮闘しています。

今日は、最近読んだビジネス書『激安ニッポン』について、お話したいと思います。

激安ニッポン(谷本真由美)

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本書では、元国連専門機関職員の谷本真由美さんが、世界から見た「ニッポンの真実」を明らかにしています。

  • 「物価も給料も日本はいまだに激安」であること
  • その安さゆえに「海外から買われている」こと

日本に住んでいる私にとっては当然のことと思っていてなかなか気づけない視点がたくさんあり、読んでいて面白かったです。

あまりにも現状の日本について否定的に論じられている箇所もあり、

読んでいて暗い気持ちになったり、不安になったりもしましたが…、

私なりに「それじゃぁ今後どうしていくべきなのか?」を考えてみたいと思います。

生活から感じる日本の安さ

まず、本書では、日本がいかに安い国になっているかが語られています。

  • 「100円ショップ」大好きな日本人

日本人が100円ショップに行き、生活に必要なありとあらゆるものを買っているのは、要するに、日本人全体が貧しくなっており、お金を自由に使うことができなくなっているからです。

『激安ニッポン』P.33

100円ショップが大好きな私からすると、こう言われてしまうと悲しいですが…

安くても質の良いものをつくれる日本の100円ショップをうまく利用することは悪くないと個人的には思っています。

  • ビックマックの価格日本は41位

『ビックマック指数』というのはイギリスの経済雑誌『エコノミスト』が考えた指標です。

1位のスイスは939円、6位のアメリカが721円、31位の中国が498円、32位の韓国が490円、そして日本は41位で396円です。
(2022年の世界各国のビックマックの価格)

ビッグマックが939円もすると購入をためらいますが…、他国に行くとこれが現実。

ニュースでまた物価が上がる…と言うニュースに過剰に反応していたら、

いつまでも日本は安い国のままであることを思い知らされます。

  • アメリカでは年収1000万円でも「低所得」

他の先進国では非常に物価が高騰していて、経済も成長しているので、「どれくらいの年収が高所得か」というのも日本とは大きく異なっているのです。

『激安ニッポン』P.92

私自身、コロナ禍が終息し、海外の行き来が増えている今、周囲から海外との違いを聞く機会は増えています。

海外旅行に行く会社の同僚(主に独身生活を満喫している後輩たち)からは、海外旅行は高くつきすぎると聞きます。

海外行ったら何もかもが高すぎて…、ごはんも遠慮がちにしか食べられなかったよ~。

ヨーロッパラーメンは1杯5000円だった。。。

元々の物価も海外の方が高くなっていますが、今は円安も相まって更に高い…。

海外駐在から帰ってた友人は、帰国して生活満足度が上がったと言っていました。

日本は安くて美味しいものばっかりで最高だよ〜

そんな話をよく聞くようになっていたので、日本が安くなっているという事実はさほど驚くものではありませんでした。

儲からない日本企業

所得が低いことを嘆いていても仕方ありません。

では、なぜ、日本企業は儲からないのか?

今の日本企業で上の立場にいるのは、なんとなく今までと同じようにやっておいて、子どもの頃と同じように時々旅行したり、おいしいものを食べたりすることができればいいなと思っている人だらけなのです。

投資に消極的でいると、結局競争力を失い、ゆっくりと倒産に近づいていくのです。

『激安ニッポン』P.151

子どもを産む前の私は、まさにこれでした。

生きていくために必要なお金にプラスして、たまに遊べるお金があればいいや、という思考でした。

だらだら働き、効率化をアップして生産性を上げることなんて考えたこともありませんでした。

でもそれではいつまでも長時間労働はなくなりません。

子どもを育てながら働いていると、日本企業の当たり前の長時間労働が大きな壁であると実感します。

でも短時間でも効率をあげて、企業が儲けることができれば、自ずと自分のお給料も上がるわけです。

そんな好循環を目指して、そうやったら生産性が上がるのか、日々考えていきたいと思っています。

今のわたしにできること

現実を悲観していてもしょうがないので、今私にできることを考えてみました。

「英語力」がカギ

日本は労働人口が減っていき、今後も経済格差が拡大していく可能性が高くなります。

また、日本はどんどん高齢化が進むため、海外に市場を求めていかないと成長は見込めません。

これまでの鎖国化されていた日本では英語も必要となる場面も少なかったのですが、

今後英語を使って活動できる人の方が可能性が広がることだけは確かです。

本書でも述べられていますが、世界と戦うベースとしてまず、

親子で英語力を身に付けていくことは、今後も重視していきたいと思っています。

トライアンドエラーで実行にうつす

将来を不安視して、現状維持すること、お金を貯めることばかりに囚われていてはいけないと思います。

どんな未来にしたいか自分の頭で考えて、投資を実行する

ことはかなり大切なことだと実感しています。

(ここでいう投資は、お金だけでなく、自己投資や教育投資も含みます)

今の日本には何が足りないのか?どこに投資をしていけばよいのか?挑戦すべきか?

自分がまず実際に海外に行って体験することで新たに考えるヒントをえる

ことも一つの選択肢だな、と海外に行きたい気持ちも大きくなってきているところです。

さいごに

私は自分が生まれ育った日本が大好きです。

「日本はオワコンだ…」なんて言って、日本を諦めて海外へ行く選択をしたいわけではありません。

これから海外旅行に行ったり、仮に住んで働いてみたり…ということがあったとしても、

自分が死ぬときは、やっぱり日本がいいなと思っています。

子どもたちにも、日本で生まれ育ったということに誇りを持ってほしい。

子どもたちに明るい未来を作ってあげられるように、

自分が今できることを、一歩ずつ着実に行動にうつしていきたいと思っています。

おまけ

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