キュビズム展に行って芽生えた子育てへの意気込み

ママの息抜き

こんにちは!せとちゃんです!
一姫二太郎(4歳、2歳)を育てながら、ワーキングマザーをしています。

先日、上野の国立西洋美術館で開催されているキュビズム展に行ってきました。

はじめに

突然ですが、「キュビズム」って言葉、ご存知ですか?

お恥ずかしながら、わたしはこの展覧会に行って初めて知りました。

20世紀初頭、パブロ・ピカソとジョルジュ・ブラックという2人の芸術家によって生み出されたキュビスムは、西洋美術の歴史にかつてないほど大きな変革をもたらしました。その名称は、1908年にブラックの風景画が「キューブ(立方体)」と評されたことに由来します。

キュビズム展HPより

これを読んでも、しっくりこない私…。

ピカソの絵って、なにを描いている絵かもわからず、その良さとか理解できないなぁ、なんて思っていたほどです。

アートのド素人がキュビズム展で考えたこと

そんな芸術に対して超ど素人な私でも、キュビズム展に行って、自分なりの思考を巡らせることができました。

大きく3つにまとめて紹介させていただきます。

①独自の世界観を表現する

19世紀のカメラの登場により、目に映る通りに、現実を忠実に再現する絵には価値がなくなってしまいました。

そこで、芸術家たちが写真ではなくアートにしかできないことを考えた結果生まれたのが近代絵画なんだそうです。

冒頭でも、ピカソの絵が理解できない、なんて言っていた私ですが、きっと同じようにピカソの良さがわからず頭を抱えている人は他にもいるはず!

でも、ピカソが絵画を発表していた当時から、やはり「こんな絵を評価するなんておかしい!」と言った反対意見もあったんだそうです。

賛否両論あってもいいのです!

音声ガイドでこんなことも話されていました。

誰かに愛されるためには、ときには嫌われる覚悟をもつ。

みんなに喜ばせようとする努力は結局のところ誰のことも喜ばせられない。

「この名画の良さを理解できないから、私にはアートの才能がない」と私自身ずっと考えていました。

でも、そうではなく、

自分が好きなアートを見つけるために、それが好きな理由を探求するために、自分の気持ちの赴くままにアート鑑賞すれば良いのかな、と思えてくると、少しアートが身近な存在になったような気がします。

事実を再現するだけでは、カメラやコンピューターには叶わない。

独自の感性で、自分の世界観を表現することが大事なのです。

そしてそんな自分の世界観を好きと言ってくれる人が少しでもいたらいいのではないか?

そして我が子にとって、1番の味方でいられる親でありたい。

これからを生きる我が子達に、そんな想いを伝えたくなりました。

②好きなものに没頭できる環境作り

ブラックやピカソたちも、最初は、ポール・セザンヌの絵を研究して、キュビズムという新しい絵画を発明していきます。

そして、ピカソとブラックは、緊密な共同作業で作品を作り続けます。

画家達で集まって刺激を受けながら、新しい世界観で新しい作品をどんどん生み出しているのです。

自分の好きなものを見つけられたら、それに没頭できる環境、そして周りからの刺激を受けやすい環境作りが必要なんだと思いました。

まずは、子ども達の「好き」を見つけて、その「好き」を応援する環境作りをすること、これが親の大きなミッションだなと思います。

③時代の変遷で価値観は変わる

音声ガイドの山田五郎さんのボーナストラックが本当に良かったです!

音声ガイドの最後に、キュビズム絵画、抽象画のような分かりにくい絵がなぜ受け入れられたか??という話が出てきます。

今までの話の流れだと、カメラができて、一風変わった絵しか価値がなくなったのかな〜なんて考えていたのですが、山田五郎さんの見解はこんな感じです。

ホワイトキューブのモダンな建物にどんな絵が似合うか?

ルネサンスや印象派の絵よりも抽象画やキュビズムの絵の方が似合うのでは?

社会全体がそれに似合うように動いてきたから、キュビズム絵画が受け入れられたのではないか。

思い返すと、私の家もシンプルな家具しかありません。

忙しい毎日の中で、生活での実用性を重視し、できるだけシンプルで使いやすいものを好んでいます。

そんな我が家にも、確かにシンプルな絵の方が似合うのかもしれません。。

価値観は、時代が進むとどんどん変わっていく

会社では、10歳下の後輩に対してもギャップを感じる今日この頃です。笑

子ども達はもっと”今”の影響を受け、きっとわたしよりどんどん新しい価値観を持って生きていくでしょう。

子ども達を1人の人間として尊重し、決してその新しい価値観をつぶさず、のびのびと育てていきたい、と思い直した次第です。

さいごに

キュビズム展は、2023年10月3日から2024年1月28日まで上野の国立西洋美術館で開催されています。

近代美術ってなんか難しいなぁと感じている方も、ぜひチャレンジしてみてください!

アートに関して超ド素人の私でも、自分なりにアートを感じ、思考を巡らせることができました。
(最近何を考えてても、育児の話になっていくのですが…)

私みたいに何を見たら良いのかわからない…という方には特に、音声ガイドがおすすめです。

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