麻生知子さんの絵本で日本の文化を感じる

絵本

こんにちは!せとちゃんです!
一姫二太郎(4歳、2歳)を育てながら、ワーキングマザーをしています。
今日は、最近親子でハマった麻生知子さんの絵本についてお話したいと思います。

夏休みに読みたい『なつやすみ』

こうたくん家族が、いとこの家に泊まりにいくお話です。

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いとこの家には和室があり、仏壇もあります。
お庭では家庭菜園をしており、ナスやトマトの栽培をしています。
これぞ、実家だなというイメージを的確に再現された絵本です。

こうたくんといとこたちは、私たちが夏休みにやりたいことをすべて詰め込んだ贅沢な1日を過ごします。

まずプールにお出かけをして、お昼ごはんはそうめんや夏野菜を食べて、たたみのお部屋でお昼寝をします。

起きたら、蚊取り線香をたいた縁側でおやつのスイカを食べます。
(カブトムシを育てており、スイカにもおすそわけします。)

夕方には地元のお祭りに浴衣を着ていき、屋台を楽しみます。

最後は打ち上げ花火を堪能です。

どんどんと夏の酷暑化が続いており、エアコンなしでは過ごせなくなっています。

この絵本のように、夏の暑さを感じながら、涼を求めて風流に過ごすことはできなくなっていますね。

冬休みに読みたい『こたつ』

こうたくん家族4人がこたつを囲んで、年末年始を過ごす様子が描かれた絵本です。

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こたつにはみかんがあり、大掃除や宿題はなかなか進みません。

おせちを作ったり、年賀状を書いたり(大晦日に書いているのでは遅い気もしますが笑)して、大晦日の1日をゆったり過ごします。

夜は、年越しそばを食べ、家族でトランプやオセロを楽しみ、12時には除夜の鐘を突きに出かけます。

お正月には親戚がこうたくんの家に集まり、おせちを食べながら新年のご挨拶をします。

こちらも、理想的な日本の年越しの様子が描かれています。

寒い冬にこたつがあると、どうしても動きが鈍くなってしまいますよね。
こたつの中でゴロゴロと過ごしていたらあっと言う間に1日が終わってしまう…
そんな経験がある方も多いのではないでしょうか。

実は我が家も姫ちゃんが1歳になる頃までは、冬にこたつを置いていました。
でも、子どもは食べたらものは落とすので、掃除が大変。
それに忙しくてこたつに座っていられる時間もありません。
かなり悩みましたが、こたつは撤去することに決めました。

でも、お正月くらいはこうやってこたつでダラダラ過ごしたいな、なんて思ったりもします。

子ども達にとっての、日本らしさとは?

どちらの本も、私は田舎の実家を思い出し、懐かしさを感じます。

でもふと考えたのです。

子ども達の実家は…この都心にある狭いマンションの1室になるのかな?
子ども達にとっての懐かしい長期休みの過ごし方は、どんなものになっているのかな?

この本に描かれているように、親戚で集まり、わいわいとお家で過ごすこともなくなりそうです。

私たちの孫世代は、こんな日本の文化を、歴史の1つとして教科書の中で学ぶことになるのかな?

今の私たちの生活が続いていくと、そういう未来が来ることが予想できてしまうことは少し寂しいような気もしてきます。

姫ちゃんと太郎ちゃんは、田舎での帰省生活を体験できる環境にあるので、たくさん思い出を作って、日本のよき文化を伝えておきたいなと思います。

そして、いつか子ども達に子どもが産まれたら、そんな幼少期の思い出を話し伝えていってくれるといいなと願っています。

孫たちのためにも、やっぱり老後は田舎へ移住しようかな、なんて考えたりもした絵本でした笑

夏休みや冬休みに、ぜひ親子で読んで楽しんでいただきたいオススメの2冊です!

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