アドラー12の教えを学ぶ『もしアドラーが上司だったら』

読書記録

こんにちは!せとちゃんです!
一姫二太郎(4歳、2歳)を育てながら、ワーキングマザーをしています。

今日は最近読んだアドラー心理学の本『もしアドラーが上司だったら』についてお話したいと思います。

『もしアドラーが上司だったら』(小倉広)

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アドラーの教えがストーリー形式で分かりやすく解説されています。

営業マンとして働いている男性が、アドラー心理学を学んだ上司と出会い、成長していく物語です。

アドラー心理学といえば、『嫌われる勇気』が有名で、5~6年前に流行しましたよね。


『嫌われる勇気』がちょっと難しかったなぁ、という人には、

『もしアドラーが上司だったら』の方が読みやすく、実践しやすいのでおすすめです。

『もしアドラーが上司だったら』要約

『もしアドラーが上司だったら』では、『勇気』『共同体感覚』の2軸を中心に物語が進んでいきます。

何度も何度も個人心理学(アドラー心理学)は『共同体感覚』と『勇気』という標語を示さなければならない。

『子どもの教育』(アルフレッドアドラー著)

この2つを高めていくことができれば、『有益な人』に近づけると述べられています。

アドラー12の教え<STEP1>自分自身を勇気づける【勇気】

STEP1:勇気(自分自身を勇気づける)
  1. 「できているところ」に注目する。「できていないところ」は注目しない。
  2. 多面的に意味づけて見る。ポジティブな面に注目する。
  3. 無理やりポジティブに考えない。ネガティブな自分も、ただ見る。
  4. 「やりたくない」ならやめる。「やりたい」ならやる。「やらされている」と嘘をつかない。
  5. 「機能価値」と「存在価値」をごちゃ混ぜにしない。ありのままの自分を受け入れる。
  6. 不完全な自分をそのまま抱きしめて、自己受容する。

前半6つの教えは、『勇気』についてです。

不完全な自分から目を背けず、ありのままの自分を受け入れることこそ、『勇気』が必要なのです。

私が特に印象的だったのが、4番です。

「やりたくない」ならやめる。「やりたい」ならやる。「やらされている」と嘘をつかない。

自分の周りで起きていることは、すべて自分で決めたことです。

夫と結婚すると決めたのも自分。

子どもを持つと決めたのも自分。

仕事を続けると決めたのも自分。

今の状況は、自分自身が選択し続けた結果であり、

他責になりすぎてしまうと、反対に気持ちが辛くなることは経験上よく分かっているつもりです。

自分の人生「やらされている」ことなんてないんだ、ということを頭の片隅に常に置いておきたいと思います。

アドラー12の教え<STEP2>相手を勇気づける【共同体感覚】

STEP2:共同体感覚(相手を勇気づける)
  1. 毎日誰かを喜ばせる。
  2. 相手からの見返りを求めずに、まずは自分から始める。
  3. 自分と異なる意見を攻撃と見なさない。相手と異なる意見を言うことを恐れない。
  4. 目先の共同体よりも、もっと大きな共同体を大切にする。
  5. 会社のルールは信用で動くが淡々とこなす。しかし、対人関係は裏切られても信頼する。
  6. 相手を信じ、自分を信じて、頼る、甘える、任せる。

後半6つの教えは『共同体感覚』についてです。

自分を認める勇気が持てれば、次に相手を信じる勇気をもつ、これでやっとアドラー心理学の言う『有益な人』になることができます。

私が特に印象的だったのが、3番(本書の第9章)です。

自分と異なる意見を攻撃と見なさない。相手と異なる意見を言うことを恐れない。

心理学用語に返報性の法則という言葉があります。

相手にしてもらったことを返したくなる気持ちのことです。

相手の行動を「親切」(ポジティブ)に捉えて、ご恩返しをしようと思うか、

「攻撃」(ネガティブ)と捉えて、復讐しようと思うかは、

すべては自分次第だという点に、なるほどなぁと思ったのでした。

さいごに

アドラーの心理学理論を読んでいると、

幸せに生きれるかどうかは自分次第だというメッセージを強く受けます。

そして、まずベースとして、自分は愛されているという自信が持てれば、

”自分”をまるごと受け入れる勇気を持て、他者へも還元できるのだと思います。

これから、自分自身のマインド設定には気を付けていきたいと思いますが、

子どもたちにも、たくさん愛されて育ったという自信を持ってもらうために、

今日も「大好きだよ♡」と伝えるところから始めたいと思います。

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