「古代エジプト展」から考える、5000年で変わったこと・変わらないこと

ママのリフレッシュ

こんにちは!せとちゃんです!
一姫二太郎(5歳、3歳)を育てながら、ワーキングマザーとして日々奮闘しています。

先日、六本木で開催されている古代エジプト展に行ってきました。

古代エジプトの人々も、私たちと同じ人間です。

何千年も前の暮らしや文化を知ると、驚くほど共感できる部分がある一方で、全く理解できない価値観もありました。

古代エジプト展を通じて、私なりに考えたことをまとめてみました。


古代エジプトとの共通点

① 仕事は楽しくやるべき

「誰も仕事を強制されてはならず、皆が喜んで仕事をすることを望んでいる」

エジプト展で見かけたこの言葉に、思わず驚きました。

何しろ、5000年前の人々がすでに「仕事は楽しくあるべき」という価値観を持っていたのです。


現代の私たちも同じではないでしょうか。

どんなに環境が整っていても、強制された仕事は長続きしません。

特に、力で人を支配するやり方はうまくいかない。

それは、10年以上社会人を経験して痛感していることです。


そして、これからの時代、70歳まで働くのが当たり前になっていくと言われています。

となると、私の仕事人生はまだ序章にすぎません。

「喜んで仕事をする」とはどういうことか?

常に考えながら、自分のキャリアを築いていきたいと思います。

② おしゃれを楽しむ

古代エジプトでは、男性も女性もメイクをし、アクセサリーを身につけ、おしゃれを楽しんでいたようです。

現代のファッションや美容とはもちろん違いますが、「身なりを整えることで気分が上がる」 という感覚は、今も昔も変わらないのだなと思いました。


最近は、物が溢れる時代に疲れて、ミニマリスト的な暮らしに憧れることもあります。

でも、やっぱり好きなものに囲まれて生きる楽しさも捨てがたい。

「自分の好き」を大切にすることが、人生を彩るエッセンスになるのかもしれない。

そんなことを考えさせられました。

③ 子孫を残すということ

古代エジプトでは、子孫を繁栄させることが何より重要だったといいます。

医療が発達していなかった時代、子どもを産み育てることは、まさに命がけの営みでした。


私も、宝物のような子どもたちと出会い、人生が大きく変わりました。

でも、現代の日本では少子化が進み、教育よりも、医療や介護が優先される社会 になっています。

時代とともに価値観は変わるものですが、私たちの子どもの世代に、どうすればより良い未来をバトンとして渡せるのか。

これからも考え続けたいテーマの一つです。


古代エジプトとの相違点

① 死生観

古代エジプトでは、「死後の世界」があると信じられていました。

王や貴族は、来世での復活を願い、ピラミッドやミイラを残しました。

でも、私は死後のことをほとんど考えたことがありません。

むしろ、「今をどう生きるか」 を大事にしたいと思っています。

死後の世界に期待するよりも、やりたいことをやり切り、後悔なく生きることの方が重要ではないか、と。


とはいえ、古代エジプトの人々の気持ちも、分からなくはありません。

平均寿命が30歳前後だった時代、科学技術も未発達で、世界は「未知」だらけ。

そんな中で、来世という考え方が心の支えになっていたのかもしれません。

② 承認欲求の果たし方

ピラミッドやミイラといえば、古代エジプトを象徴するものの一つです。

でも、私自身、死後に大きなお墓を残したいとは思いません。

むしろ、子どもたちにはできるだけ迷惑をかけず、何も残さず死にたい と考えています。


では、なぜ古代エジプトの人々は、あんなにも壮大な「死後のための建造物」を作ったのでしょうか?


もしかすると、それは彼らにとっての**「自己承認の方法」** だったのかもしれません。

現代なら、SNSで発信すれば誰かがリアクションをくれるし、名を残す方法はいくらでもあります。

でも、何千年も前の時代には、ピラミッドやミイラのような形でしか、自分の存在を示すことができなかったのではないか――。


そう考えると、ピラミッドはただのお墓ではなく、彼らなりの「生きた証」だったのかもしれません。

そして、その証は、数千年後の私たちの心をも掴んでいるのです。

それを思うと、やはりすごいことだなと感じます。


さいごに

自分を持って生きていれば、夢を叶えられる時代。

そんな時代に生まれることができたことに感謝しながら、古代エジプトの人々も大切にしていた「人間らしさ」 を、私も忘れずにいたいと思います。



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