こんにちは!せとちゃんです!
一姫二太郎(4歳、2歳)を育てながら、ワーキングマザーをしています。
私は子どもが産まれてから、絵本の読み聞かせを何より大事にしてきました。
今日は、そんな子どもとの絵本タイムについて。
『最高の読み聞かせ』とは?
先日、久しぶりに、『思考力・読解力・伝える力が伸びる ハーバードで学んだ 最高の読み聞かせ』(加藤映子)を読みました。
本書では、「ダイアロジック・リーディング」という読み聞かせの手法が紹介されています。
アメリカの研究者が提唱している子どもと「対話」しながら行う絵本の読み聞かせのことです。
「対話」の基本:PEER
ダイアロジック・リーディングのおける「対話」の基本的な流れは、「PEER」と呼ばれるシーケンス(順序)に沿って行われます。
【P:促進 Prompt】本について何か発言するように「促進する」
質問をする、発話を促す 「どんな動物がいるかな?」
【E:評価 Evaluate】子どもの発言に対して「評価する」
相槌をうつ、褒める 「よくわかったね!」
【E:拡張 Expand】子どもの発言を「拡張する」
情報を足す、話題を広げる 「耳の長いうさぎさんだね!ほかになにかいる?」
【R:反復 Repeat】子どもの理解を促進させるために「反復する」
大事な単語を繰り返す、話を要約する 「そうだね、うさぎとかめがいるね!」
「PEERシーケンス」がやりやすくなる7つの問いかけ
「PEER」シーケンスを実践しやすいよう、内容を7つに分解した具体的な問いかけは以下の7つです。
- 「何質問」のやりとり
- 「何質問」に対する子どもの答えの拡張
- 子どもの答えの反復
- 決まった答えのないやりとり
- 文章を完成させるやりとり
- ストーリーを思い出させるやりとり
- 子どもの生活と関連した質問
上記のうち、6,7については難易度が高く、主に4~5歳以上の子どもを対象としています。
我が家の「ダイアロジック・リーディング」の取り入れ方
我が家での絵本タイムは「楽しむこと」だ第一です。
あまり質問ばかりして、「お勉強感」が強く出てしまうことを私は望んでいません。
ですが、確かに、親からの読み聞かせをじーっと聞いているスタイルでは、親子ともに絵本タイムが少し寂しく感じてしまいます。
そのため、姫ちゃんが小さい頃から、簡単な質問「これなにかな?」と言った簡単な対話は少しずつ挟んでいました。
ここで、我が家での「ダイアロジック・リーディング」の取り入れ方を具体的に紹介したいと思います。
0~3歳くらいまで
小さい年齢のときは、まだ絵本の物語を楽しんでいるというよりは、知っているものが出てきて「しょうぼうしゃだー!でんしゃだ!」と喜ぶ反応がメインとなっています。
現在の太郎ちゃん(2歳)がまさにそうです。
0~2歳向けの絵本はストーリー性の少ない絵本が多いです。
そのため、上述の7つの問いかけの1,2,3をメインに、「これなにかな?」「そうだね~●●だね~!」という何質問を繰り返しています。
3歳過ぎて以降徐々に
3歳を過ぎると、絵本のストーリー性が濃くなり、読み聞かせをしていて子どもが絵本の世界に没入しているな、と感じる機会が増えました。
次の展開をわくわくしながら待っている様子が伝わります。
そのため、姫ちゃんの世界観を壊さないために、最近はあまり読み聞かせ中の質問はしないようにしていました。
その代わりに、絵本が終わった後に、少し対話をしています。
上述の7つの問いかけの4がメインです。絵本について、自由に親子で会話しています。
「姫ちゃんはどのシーンが好きだった?」という会話が多いかな?
姫ちゃんももう4歳となりましたし、今後は7つの問いかけの6~7を積極的に対話に取り入れていきたいなと思っています!
特に、6のストーリーを思い出させるやりとりは、読んだ絵本を要約する力にもつながります。
姫ちゃんの物語のより深い理解につなげていきたいです。
さいごに
本書にこんな一文がありました。
実際にやってみるとわかりますが、ダイアロジック・リーディングを真剣にやろうとすると、大人は「どんな問いかけをすべきか?」「どんな受け答えをすべきか?」といったことを瞬時に考えなくてはいけないので、かなり頭を使う必要があります。
『思考力・読解力・伝える力が伸びる ハーバードで学んだ 最高の読み聞かせ』P.59
やはり、子どもとの関わりに知育要素を盛り込もうと思うと、必ず自分に跳ね返ってきますよね。
子どもの「自分で考える力」、「自分の意見を言う力」を養う前に、まず子どもの親である私が、自分で考え意見をもって生きていかねばなりません。
子どもと一緒に、私も成長させてもらっているな、と日々感じます。
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